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執筆者の写真中嶌 尚平

横浜で



まもなく両岸には桜が満開、になるはず。


ここ数年の念願のひとつだった横浜でパドリング。

幼少期から20代までを過ごした横浜。

当時はシーカヤックなんて考えたこともないし、

まさか横浜港やみなとみらいをカヤックで散策できるとは。


地元では桜並木で有名な大岡川から漕ぎ出すと、京浜急行沿いに海を目指す。

幅20メートルほどの川をのんびり下っていると、SUPを楽しむ人たち、シットオンを漕ぐ人。

時季により遊覧船も多いそうだ。

川沿いを歩く人たちからの注目度も高い。手を降る子供達。写真を撮る人。声をかけてくる人も。


案内してくれたのはこの人。
























東京海洋大学卒という確かなバックグラウンドを持ち、カヤッカーとしてはソロでの海峡横断や瀬戸内海横断するという経歴を持つ。


横浜港の歴史、成り立ち、変遷、現在。

足元にあって気にしたことのない橋や護岸の石垣。


当時、大量の切石はどこからどうやって調達されたのか?いま、観光地としても賑わっているみなとみらいは、そもそもどういう場所だったのか?寂れてしまったあの場所が?


聞いたことにはちゃんと答えてくれる。


週末ということもあり、陸にはたくさんの人。

買い物、散歩、結婚式。対して水上は別世界。

水上バスや遊覧船が行き交い、人工物により波、風、流れが複雑な海はこの海をよく知ってる人と。












赤レンガ倉庫。本当にオリジナルの部分は?


















古い時期の護岸。一番古い護岸はどこ?







海へ出るとみなとみらいの観覧車とカッターボートの練習をする子供達。








汽車道。元々は物流用?の汽車が通っていたので護岸も斜めになっている。




横浜市内にも米軍基地。変わった船だけど、何に使うんだろう?


上陸して昼食後、この辺りの一宮神社にお参り。




















































やはり神社は小高い丘にあり、その昔は海を見渡すことができたそうだ。

逆に海からは、いい目印だったことだろう。

埋め立てにより海岸線が変わり、高い建物で遮られた景色に海の気配は感じられない。

オリジナルな海岸線。上には首都高横羽線。














だが海に出てみるとそんな昔の気配や、横浜市内とは思えない風景。

長年住んだにも関わらず知らなかった横浜が割と近くにあった。



そうしてまた街を歩けば、ビルが立ち並び店があり高速道路が走っているという風景が、奥行きを持って、まったく別なものに見えてくる。過去を知るというのはなぜこんなに楽しいのか。


町歩きが人気の昨今(ですよね?)、水辺や水辺からの視点を取り入れるとより一層の満足感が得られることでしょう。


横浜ベイブリッジをバックに。 撮られ慣れてないから妙に姿勢がいい。














楽しみにはしていたけど、想像以上に意義のあるパドリングとなりました。


去年行った瀬戸内海もよかったし、カヤック/船と歴史や文化。

考えてみたら、切っても切れないものですよね。


長いコースをお願いしたので、17kmほど漕いだようでほどよい疲れと片付け後、すぐに美味しい店で飲めるというのも街のいいところです。羨ましい。。。


今頃(3/25)は花見ツアーが盛況のようです。

水上からのお花見はいかがですか?


http://mitabi.info/menu/











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